この街に学習塾優を開校して久しくなります。創立以来一貫して学習塾優は、地域の教育機関として、この街の子どもたちの教育をサポートしてまいりました。
授業後の居残り補習や宿題などについて、時には「学習塾優は少し厳しすぎるのでは」というお言葉を頂戴しながらも続けてこれたのは、その子に「今」必要なことを「今日」身につけさせたいという私たちの信念を保護者の方々が共感してくださり、子どもたちも自分にとって何が大切かを理解してくれたからに他なりません。教えっぱなしで授業終了時間が来たらそれで「さようなら」とはいきません。
毎日誰かが「もうあとひと息」「もうあと一歩」というフォロー必要としているのです。宿題は、子どもにとってもそれを見守る保護者の方にとっても負担感があります。「全部塾で面倒を見てくれたらいいのに」とのご要望をお聞きしたこともあります。
確かに子どもの学習をすべて塾で完結させるというのは一見良さそうですが、その子どもが中学校を卒業し自分で勉強しなければならないときの事を考えると、やはり自宅で計画性を持って学習する習慣を今のうちにつけておきたいのです。
学習塾優は志望校に合格させることのみを考えた詰め込み授業や、大人数クラスで一部の成績優秀者にシフトした指導を行っていません。少人数のクラスのなかで、一人ひとりの学習状況を見極め、学習に対する姿勢を育て、将来に対するビジョンを持たせ、「その過程としての受験」という体験を通して大きく成長できるように指導しています。
自分の夢や目標をかなえるため、またその子の自主性や主体性を育てていく意味で、子ども自身が一旦やると決めたことをやり通させるために、時には「厳しさ」が必要とされる場合もあるのです。
本来塾は「行かなければならないところ」ではありません。「自分で行こうと決めて、自分のために学習するところ」です。塾からの宿題は、自分が今日学習したことを本当に自分のものにするために、しっかり自分の身につけるために課せられます。その目的を忘れて、ただ先生に見せるためだけにとか、やっていないと叱られるからという理由で、塾の宿題はやってほしくありません。
一人ひとりのノートをチェックしたときに、そんな消極的な姿勢を感じたとき、私たちは厳しく指導します。「出来ないときは仕方がない。出来なかったことを正直に言えばいい。次からしっかりとやればいい。でも今日のやり方は、自分のためにやったものではなく、先生に見せるためだけのものでしかない。そんな宿題ならやらない方がいい。」と
学習塾優も「塾」であるからには、志望校合格を目指して指導するのは当然のことです。ですが、それだけではいられないのも学習塾優なのです。合格は決してゴールではないからです。子どもにとっては、そこから先の人生の新たなスタートです。
ならば、受験という機会を通じて大きく成長してほしい。勉強は楽しいだけではありません。嫌いな科目、苦手な単元を誰もが持っています。やるべきことと分かっていても、やりたくない気持ちがある。そして、それがなかなか克服できないまま、期限(試験日)が迫ってくる。そういう壁にぶち当たった時、どう考えて、どう行動しなければならないのか
...。子どもたちのこれから先の人生でも、きっと同じような場面、同じような気持ちになることがあるでしょう。結局、そういう時に、 |